【皆知らない】金融庁が求める最低限身に付けるべき金融リテラシー 4分野・15項目

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金融教育をしっかり受けるか受けないかで、その人の生涯収支は大きく変わります。

「お金持ちになれるかどうか」という単純な議論ではありません。

・年に一度のパック寿司か、1ヶ月に一度の高級寿司か
・安アパートで生涯を終えるか、一軒家を買えるか
・家族を養えないから独身か、愛する家族と一緒に暮らせるか
・月々の支払いに追われながら毎日早朝から深夜まで働くか、毎日6時間程度の労働で楽しく優雅に資産を増やしながら生活するか

金融リテラシーがあると無いとでは、全く異なる人生となります。

断言します。

このブログを読んでいる方は、学ぶ姿勢がある方や、もっと人生を良くしていこうという意欲のある方が多いと思います。

そんな向上心あるあなたなら、ぜひこの政府が掲げる最低限の金融リテラシーを身に付けることをオススメします。

 

ところで、日本の金融リテラシーは低く、他の先進国に比べても低いと言われています。

では、私たちはどのように金融リテラシーを高めていけば良いのでしょうか?

 

金融庁が求める最低限身に付けるべき金融リテラシー 4分野・15項目

金融庁は国民に対して、「最低限身につけるべき金融リテラシー」というものを定めています。

金融庁:リーフレット「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野・15項目)」
https://www.fsa.go.jp/news/25/sonota/20131129-1/01.pdf

これ、知っていましたか?
おそらく知っていた方はほとんどいないことでしょう。

実を言うと、長い間金融機関に勤めている私でさえ、2年ほど前までこれの存在を知りませんでした。

せっかく国が定めても、国民がその存在を知らないようでは、全然意味がないですね。

金融教育が遅れている日本において、このような指針はとても貴重です。
活用しない手はありません。

【第1分野】家計管理

適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)の習慣化

【第2分野】生活設計

ライフプランの明確化およびライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解

【第3分野】金融知識および金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択

金融取引の基本としての素養

・契約にかかる基本的な姿勢の習慣化
・情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できる者であるかどうかの確認の習慣化
・インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解。

金融分野共通

・金融経済教育の基礎となる重要な事項(金利(単利・複利)、インフレ、デフレ、為替、リスク、リターン等)や、金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解
・取引の実質的なコスト(価格)について把握することの重要性の理解。

保険商品

・自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡、疾病、火災等)が何かの理解。
・カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解。

ローン・クレジット

・住宅ローンを組む際の注意点と理解。
①無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てることの重要性。
②返済を困難とする諸事情の発生への備えの重要性。

・無計画、無謀なカードローン等や、クレジットカードの利用を行わないことの習慣化。

資産形成商品

・人によってリスク許容度は異なるが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解。
・資産形成における分散(資産運用の分散、投資時期の分散 )の効果の理解。
・資産形成における長期運用の効果の理解。

【第4分野】外部の知見の適切な活用

金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解。

 

年齢別、分野別の身に付けるべき内容

しかし、これらをいますぐ全てを身に付けろと言われてもなかなか難しいですし、義務教育卒業までに全て身につくかと言われると、それは無理な話です。

例えば10代の子どもに「ライフプランを意識してお金を用意しておけ」と言っても、ほとんどの子が理解できないでしょう。

では、「人生のどの段階で」、「どのような知識やスキルを身につければいい」のでしょうか?
それが、こちらです。

年齢別 習得すべき内容
小学生

・買い物やこづかい、お年玉、手伝いなどの体験を通じて、お金に関わる経験・知識・技能を身に付け、社会の中で生きて行く力の素地を身に付ける
(例)
こづかい帳をつける
商品の選び方を知り、工夫して買い物ができるようにする
貯蓄の意義を理解し、計画的に貯蓄する習慣を身に付ける
中学生

・こづかい管理や買い物の経験も増え、家計や生活設計について理解し、将来の自立に向けた基本的な力を養う
(例)
家計の収入・支出について理解を深める
職業体験などを通じて、勤労を実感し、つきたい職業について考え、情報を収集する
高校生

・生活設計の重要性や社会的責任について理解し、社会人として自立するための基礎的な能力を養う
(例)
長期的な資金管理の大切さを理解する
進路選択などを通じて、意思決定の重要性を理解する
大学生

・社会人として自立するための能力を確立
(例)
仕送りなどの収入と学費、生活費などの支出を把握する
クレジットカードを利用する場合、借金であることを理解し、支払い可能な範囲で利用する
金融商品のリスクとリターンについて理解する
卒業後のライフプランを具体的に描く
職業選択に必要な能力開発・資格取得
基本的な金融商品の仕組みや特性を理解する
若年社会人

・生活面・経済面で自立
(例)
給与天引き預金を行うなどの工夫も行い、貯蓄行動を定着させる
収入のうちの手取り額、生活費などの支出を把握する
公的年金・保険の内容を把握し、必要に応じて貯蓄や民間の保険・年金への加入などを考える
キャリア計画を立て、必要な自己啓発を行う
様々な金融商品の性質を理解し運用する
金融商品の利用には、外部の知見を適切に活用する必要があることを理解する
一般社会人

・社会人として自立し、本格的な責任を担う
(例)
住宅購入や子どもの進学などのライフイベントについて必要な知識やノウハウを習得し、資金管理を行う
死亡や疾病、火災など不測・緊急の事態を想定し、貯蓄、保険加入などを適切に行う
収支の改善に努め、黒字を確保し、貯蓄や投資を通じて将来に向けた資産形成を行う
必要に応じ、住宅ローンなどの負債も計画的・有効に利用できる
高齢者

・定年退職、年金生活
(例)
年金受給額などの範囲内で支出を行えるライフスタイルに切り替える
判断力や理解力が衰えた場合の資産の管理・運用の準備を行う

引用:政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201404/1.html?nt=1

 

「金融リテラシー = 金の儲け方」という誤解

私は以前から、日本人の金融リテラシーの低さを心配してきました。
そのため友人との飲みの席でも、よく金融リテラシーについての話を出していました。
しかし、その中で友人たちの反応をみていると、しばしば話が噛み合わない事がありました。
それは、話が噛み合わなかった友人たちが
「金融リテラシー = 金の儲け方」
誤解していたからです。
上の内容をご覧になっても分かるように、金融リテラシーとは、金儲けのための基礎知識ではありません。
金融リテラシーとは、
「金融に関する知識や情報を正しく理解・判断できる能力」
を指します。
そこには確かに、株式投資の利益計算など投資の基礎知識も含まれますが、決してそれだけではありません。
普段の生活の収支計算や、保険の見直し、将来を見据えたファイナンシャルプランニングなど、あなたの生活にダイレクトに影響するお金の問題を考えるための能力でもあります。
最近ではクレジットカードのリボ払い機能を使いすぎて、自己破産に追い込まれる事例が増えています。
生活に浸透した便利な機能も、使い方を一歩間違うと人生を狂わせてしまうことがあります。
金融リテラシーとは、こういった身近に潜む危険を回避するための大切な能力でもあります。

まとめ

これらを具体的にどうやって身につけていくかは、今回は置いておきます。
まずは、
「政府が定める指針がある」という事実
「政府が求める金融リテラシーの内容は何か?」
この二つを知ることが、あなたの豊かな未来への第一歩です。
金融リテラシーがあるとないとでは、人生の豊さがまるで違います。

このサイトでは今後、この「政府が求める、最低限身に付けるべき金融リテラシー」に軸にして、皆さんが金融リテラシーを強化していけるような記事をアップしていく予定です。

もしあなたが、「金融リテラシーを学んで、もっと豊かなライフスタイルを手に入れたい」という気持ちがあれば、このブログをブックマークしたり、RSSフィードで登録するなどして、一つずつ学んでいくことをお勧めいたします。

ではまた。

 

 

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