- 今は食品の営業なんだけど、実はITエンジニアに憧れている。
- これから伸びそうなIT業界に転職したい。
- IT業界は未経験だけど、転職できるのか。
そんな考えや悩みを抱える人のための記事です。
この記事は、三年前に不動産業界の営業職からIT業界へ、未経験での転職を果たし、現在は年収を1.4倍にすることに成功した私の友人(A君)へのインタビューをもとに、ポイントをまとめて記事にしております。
現在IT業界でバリバリ活躍している友人A君がどのようにして、未経験ながらIT業界への転職を成功させたのでしょうか。
朗報!未経験からIT業界への転職は可能。
まず第一に、どんな業界からでも、未経験でIT業界へ転職することは可能です。
これは、先ほど話に出た私の友人の他に、2人が未経験からIT業界へ転身し、三人全員とも、現在IT業界でバリバリ活躍しているからです。
ちなみに彼らの優秀さを数値化すると、10段階評価で2(A君)、5(B君)、7(C君)という感じです。(彼らには秘密です(笑))
お世辞にも優秀とは言えない彼らではありますが、それでもIT業界に転職し、それどころか全員が活躍できています。
では、なぜこのように、皆が皆、IT業界への転職に成功しているのでしょうか?
それには以下の理由があります。
- Web業界は変化が早い。
- IT業界は深刻な人手不足。
- 古いルールがないため、少し”尖った”人材でも採用してもらえる。
ここで、一つ注意が必要なのが、”最初からプログラマになれるかどうか”というのは別問題ということです。
A君の場合、前職は営業職だったのですが、将来的にはプログラマになりたいと言っています。
ですが、転職エージェントとの議論や、企業の採用面接を受ける中で、最初は営業職あるいはコンサル職から入るのが良いという結論に至り、最終的に営業職での入社をしました。
IT業界で営業職、コンサル職に就く意味
「せっかくIT業界に入っても、営業職になっては意味ないのではないか?」
そんな意見も聞こえてきそうですが、
大きな意味があります。
いくら「意欲がある」、「憧れがある」とは言え、畑違いの業界・職種から、いきなりプログラミングのプロフェッショナル集団と一緒に仕事をするというのは難しい話です。
ですが、例えば元々営業だった人が、営業職やコンサル職から入れば、「元々のスキルを生かしつつ、次のステップとしてプログラマを目指す」ことができます。
営業職、コンサル職に就くと、遠回りのように感じるかもしれません。
ですが、これらの職種は顧客と会話するため、IT業界の仕組みや、何の技術にどのような価値があるかなど、業界に入らないと分からないような事が学べます。
たとえ目標と違う職種であっても、このような知識や、顧客とのやりとりの経験は、この先必ずあなたの強みになります。
また、IT業界に入ってしまえば、社内での飲み会と称して、プログラマと同席することもできます。
そういう席で、「どのようにプログラミングを勉強したのですか?」「今トレンドの言語は何ですか?」など、仕事では聞きづらいような”ぶっちゃけ話”も聞くことができます。
とにかく、目指すポジションがIT業界なのであれば、まずはどんな形であれ、IT業界に足を踏み入れるのが大事です。
オススメな転職サイト
リクルートエージェント|転職成功実績No.1:最大級の転職サイトなので案件が豊富。何も言わず、まずは登録しましょう。
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マイナビエージェント|首都圏求人多数。SE・ITコンサルタントの転職サイト:こちらも案件豊富です。転職は可能な限り多くの案件に触れるのが大事なので、登録しておきましょう。
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GEEK JOBキャンプ|未経験からエンジニア転職:転職サイトではなくプログラミングスクールですが、こちらで学んでから転職を狙うのも一つの手です。
IT業界への転職に迷っている人がやるべき事
ここからは少し話を変え、まだIT業界への転職を迷っている方向けです。
- どうして迷っているのか、理由を明確にする。(給料?残業?風土?)
- 自分が本当にITに興味があるかを探る。
どうして自分は迷っているのか、理由を明確にする。(給料?残業?風土?)
まずは、自分が迷っている(心配している)ポイントについて調べましょう。
紙に書き出して見える化し、明確にします。
実際に勤めている人が知り合いにいれば良いですが、なかなかそうも行かないでしょう。
そういう方は、転職エージェントに相談することをオススメします。
彼らは、業界の最新のトレンドを把握し、常に企業側とコンタクトを取っているため、「給料はいくらくらいか」「残業はどれくらいか」など、転職市場の全てを知っています。
インターネットで調べるには限界があります。
実際に生で転職市場を見ているエージェントに、まずは相談しましょう。
自分が本当にITに興味があるかを探る。
そして非常に重要なのが、2番目の「自分が本当にITに興味があるかを探る」です。
いくら条件が良くても、あなたがITに興味がなくて、業界に残る事ができなければ意味がありません。
結局のところ、転職に成功するかどうかは、次の職場での仕事が継続できるかどうかが重要だからです。
では、興味があるかどうかは、どのように探れば良いのでしょうか?
それは、実際にコードを書いてみる事です。
プログラミングは特に最初が辛いです。
そのため、プログラミングが最初から100%楽しいという事は、ほぼないでしょう。
まずは6ヶ月ほど独学で、あるいはスクールに通うなどして、自分で手を動かしましょう。
6ヶ月程度やってみて、自分はこの言語が「70%くらい好きかな」と思えるようであれば続ければ良いと思います。
逆に、コードを書いていてもあまり面白くないと感じるのであれば、次の言語に移ることをお勧めします。
また、プログラミング自体にアレルギーを感じるようであれば、他の道を考えるのが良いでしょう。
いずれにしろ、自分がプログラミングに興味があるかどうかというのは、実際にやってみるしか確認方法はありません。
手を動かして、まずは6ヶ月継続してコードを書いてみましょう。
転職で失敗しない仕事の選び方
仕事を選ぶ際に一番大切な事は、その仕事に「興味を持てるかどうか」に尽きると思います。
給料が良いため、数年という期間限定でその仕事に就くというのも考えられます。
しかし、基本的に仕事は長く続けるものです。
8時間/日 × 200日/年 = 1,600時間/年
これほど多くの時間を興味の持てない仕事に費やすのは辛すぎます。
期間限定と分かっていればまだ我慢できますが、今後20年、30年とやっていく職業であれば、自分が興味を持てる仕事であるという確信を持ってから転職するのが良いでしょう。
IT業界への転職を失敗しないために。
自分が興味を持てるかどうか確認する事は、非常にオススメであり、やらなければいけない事です。
さいごに
転職後の職場なり、半年から一年もすると慣れてきます。
そして小さな成果が出始めます。
それまでは慣れるのが仕事だと考え、職場の歯車となって頑張りましょう。
健闘を祈ります。
マイナビエージェント
GEEK JOB
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