たいていの独身社会人は、生命保険をかけ過ぎています。
私はずっと金融機関に勤めていますが、新卒で入った会社では、取引先の日系大手生命保険会社がいつもエレベーターホールで”待ち伏せ”していました。
顔なじみになってくると、よく声をかけられます。
するとそのうち、「話だけでも聞いてみないか？」としつこくなってくるため、渋々社内のフリースペースで話を聞くことになったことがあります。
しかし、そこで提案される保険はどれも、独身には不釣り合いな高額な保証内容。
セールスレディー達は、言葉巧みに将来の不安を煽り、私達に保険に加入するよう迫ってきます。
ですが当時の私にはどうしても、自分（20代半ば独身男性）に2000万円を超える死亡保証が必要には思えませんでした。
だってそのお金、誰が受け取るんですか？
まあ、親を受取人にすれば、”最期の親孝行”になるかもしれませんが、親からしてみたらそんなの嬉しくもなんともありません。
では、独身社会人に必要な生命保険はどの程度なのでしょうか？
独身社会人に必要なのは「県民共済」、葬式代の200万円程度
独身者が加入する生命保険は、葬式代がまかなえれば十分だと私は考えます。
大手の生命保険会社がTVCMでバンバン宣伝しているような商品は、必要ありません。
（このCM費用も、結局は保険料収入から支払われているのですから、加入者がその分損をします。）
ちなみに私は、中学生の頃から入っていた県民共済の200万円のプランのみでした。
保険料は、月額にして3000円程度。
さすがに無保険だと、突然死んでしまった場合に発生する100万円単位の葬式費用が、残された家族に大きな負担となります。
ですから万が一のことを考えて、発生する費用のみをカバーする、最適な保険だったと今でも思います。
皆さんも、大手保険会社の勧誘に流されず、今一度自分でよく考えてみることをオススメします。
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