2020年冬、キッズデュオインターナショナル(以下、KDI)の入園考査(面接)を受けました。
結果としては、無事合格をいただき、2021年4月からうちの子はKDIに通っております。
今回の記事では、今後お子さんをKDIに通わせたいと考えている親御さんのために、KDIの入園考査の内容をお伝えいたします。
一つの参考にしていただければと思います。

一番最後に、重要な情報を載せています。
本気でKDIに合格したい!という方は、必ず最後までお読みください。
Kids Duo International(キッズデュオインターナショナル) 入園考査(親子面接)の流れと質問内容
大まかな流れ
- 入室
- 挨拶、雑談
- 子供の名前の確認
- 質問タイム(第1ラウンド)
子供を真ん中に挟んで座り、先生方とお話。 - 子供の遊び観察 with English teacher
- 質問タイム(第2ラウンド)
後半戦です。
子供は園児用の別テーブルでひとりでブロックで遊ばせ、大人だけでトーク。 - 家庭からの質問タイム
以上で考査終了。
出席者
園側
- 園長先生(日本人)
- 先生(日本人)
- Native English teacher
我が家
- 子供
- 妻
- 私
質問内容
「お父様にお聞きします」というように、父親と母親に対して一人ずつ交互に、質問が投げかけられます。
父
- 志望動機(KDIを選んだ理由)
- どんな子に育って欲しいか
- 普段は子供とどのように過ごしているか
- 卒園後の進路として、私立は考えているか
- 家庭での英語教育はどうしているか
母
- 食べ物の好き嫌い
- アレルギーの有無
- これまで通っている教室と違うが、その辺は大丈夫か?(既に他の園に通っている場合)
- 食育はどのように考えているか、何か取り組んでいることはあるか
- パンツトレーニングの状況
- もし子供がお友達に怪我をさせてしまった場合、どうするか
- 「「ほめる」と「叱る」についてのお母さまのお考えを聞かせて欲しい」
父母共通
どんな仕事をしているか(父母両方)
重要と思われるポイントと回答例
次に、我が家の回答例を交え、重要と思われるポイントをいくつかお伝えします。
「KDIを選んだ理由」(志望理由/志望動機)
まず一つ目の質問が、「KDIを選んだ理由」。
つまり、志望理由(志望動機)です。
我が家はここが最重要ポイントと考え、面接前の準備でも一番時間を割きました。
この最重要ポイントが、一番最初の質問として投げかけられました。
我が家は、以下のように答えました。
「世界は複雑化し、正解があるとは限らない。自分で考え、自分で行動できる人間になって欲しい。」
私たち夫婦は、KDIに入るためではなく、元々こういう考えのもと子供を育ててきました。
あなたのご家庭では、どの様な教育方針を持っていますか?
入園考査の前に、必ずじっくりと考えてみましょう。
どんな子に育って欲しいか
これも、KDIの志望動機と同じです。
「繰り返しにはなりますが〜」と言って、同様の答え方をしました。
これまで通っている教室と違うが、その辺は大丈夫か
もちろん「大丈夫」と答えましょう。
KDIに通わせるために面接を受けに来ている以上、「No」では意味がわかりませんね。
食育はどのように考えているか、何か取り組んでいることはあるか
食育は、子供の発達にとってとても重要です。
- 子供がよく癇癪を起こす。
- 落ち着きがない。
- 言うことを聞かない。
このような症状がある場合は、もしかしたらミネラルが不足して新型栄養失調の状態かもしれません。
もし「忙しくてファストフードばかり」、「好き嫌いがあって偏食気味」など、あまりいい状態でなければ、今日、いますぐに、改善しましょう。
お子さんの今の時期の栄養状態は、その子の一生を決めるくらい重要です。
子どもに栄養豊富な”手作り”の料理を食べさせてあげましょう。

とは言っても、フルタイムで仕事しているから、料理している時間がないよ!

旦那さんは料理してくれていますか?
掃除、洗濯、子供の着替え、トイレの付き添いなど、やってくれていますか?
独りでは絶対に無理です。
旦那さんは、あなたの子供ではありません。
一緒に家庭を築くパートナーです。
夫婦で協力して、子供のための時間を作りましょう。
食育に関しては、別記事で我が家の取り組みを紹介しています。
この記事の最後にリンクを貼っておきますので、やり方が分からない、我が家のやり方が気になる方はそちらをご覧ください。
もし子供がお友達に怪我をさせてしまった場合、どうするか
「子供と先生方の話をまず聞き、その後の対処を先生方と相談する。」
我が家はこの様に答えました。
やってはいけないのは、「自分はどこまでも子供の味方だから!」と言って、盲目的に自分の子供の味方をしてしまうこと。
子供は、間違えながら成長していくものです。
間違えないということは、100%、絶対にあり得ません。
時にはお友達を傷つけてしまうこともあります。
そんな時、親としてどうするべきか?
それは、
-
- 子供の話をよく聞き、まずはその時の感情を認め、抱きしめてあげる。
- 友達を傷つけることは、よくない事だと説明する。
- 今後はどうするべきか、一緒に考える。
この3つではないかと私は思います。
「「ほめる」と「叱る」についてのお母さまのお考えを聞かせて欲しい」
一番難しかったと感じたのが、
「「ほめる」と「叱る」についてのお母さまのお考えを聞かせて欲しい」
という質問。
- うちのママの答え
ほめる時は、自分でできたこととか、認めてあげることを意識している。
叱る方は、叱るというよりも、なぜそれをやってはいけないのか、説明して理解してもらうことを意識している。 - 盲目的にほめて伸ばすのは、私たちは違うと考える。褒めるポイントはしっかり褒め、間違っていることはしっかり叱り、会話をする。
この質問は想定していなかったため、きれいに回答できたとは言えません。
ですが、言葉にはしないながらも普段からおぼろげに意識していたため、妻が頑張って言語化してくれました。
この記事を読んでいるご家庭の面談でこの質問がされるかどうかは、正直なところ疑問です。
各家庭によって質問内容が変わる気がします。
ただ、どんな質問が来たとしても対処する方法はあります。
それは、
「どんな教育方針のもと、子供と接しているか」
を、ハッキリと意識し、夫婦で方針を共有することです。
子供の教育は、夫婦二人の責任です。
しっかりとコミュニケーションをとりながら、一緒に子育てに取り組みましょう。
入園考査を受けてみた感想
全体的に感じた印象は、この考査はKDIが一方的に子供を選ぶための考査ではなく、
「KDIが子供の事をよく知るため」
「家庭の教育方針がKDIの理念とマッチしているか確認するため」
の場であると感じました。
もっと言うと、KDIは「優秀な子を選別しているわけではない」という事。
KDIは卒園までに英語が身に付く上、インターナショナルスクールや私立小学校への進学が見えてくるため、子どもにいい学歴を持たせたいと考えている家庭が集まってきがちです。
一方でKDIが掲げる理念は、「自分力を育てる」
です。
ただ勉強ができる優秀な子を育てるのではありません。
KDIは、「自分で未来を切り開いていける子を育てる」という理念を持っています。
参考:Kids Duo International
https://www.kdi.ac/about/commitment/
もしあなたのご家庭の教育方針が、「学歴最優先」であれば、KDIへの入園は難しいかもしれません。
園と家庭の教育方針が違うと、入園した後に「こんなはずでは無かったのに・・・」ということになりかねません。
ここからの子供の教育は、家庭と園が密にコミュニケーションをとりながら、協力して進めていくのが重要です。
お互いの教育方針が違えば、子供の教育にとっても遠回りになりますし、「途中で園を変える」なんていう事態にも発展します。
入園考査を申し込む前に、今一度、ご家庭の教育方針と、KDIの教育方針が一致しているかよく考えてみる必要があると思います。
子供の遊び観察
別の子供用テーブルに移動。
子供の両側に私たちも座りました。
机を挟んで向かい側には、English teacher1人が座ります。
我々両親は見守るだけ。
基本的に子供とEnglish teacherだけで遊びます。
丸形のスポンジブロックに色がついていて、
「イエローにタッチして」
「この色は何色?」
「タワーを作ってみて?」
と、English teacherが英語で子どもに質問します。
我々両親は、基本的に黙って見守ります。
しかし、あまりにも子供が緊張で固まってしまっている場合は、ご両親から、「〜してみようね」等、軽く声をかけてあげるといいでしょう。
ちなみに、最初はうちの子も固まってしまったため、その様な声かけをしました。
そのうち徐々に子供は調子が出てきて、先生の質問に対して、指を指したり、英語で色を答えたりできる様になりました。
できる度に先生や私たちやEnglish teacherは、子どもを褒めながらハイタッチを要求(笑)
子供は照れながらも、嬉しそうにハイタッチしていました。(超かわいかった・・・)
面接当日の服装
あと、服装に関して。
インターネットで調べると、「スーツで行った」という投稿を良く見かけたため、私も無難にスーツで考査に臨みました。
ですが、実際に行ってみると普段着の親御さんもいたりして、フランクな感じで考査を受けに来ている家庭もありました。
常識の範囲内で、相手に敬意を持った服装であれば、スーツで行かなくてもOKな気がします。
合格のためのポイント
私個人の考えなので、参考程度にご覧ください。
これが正解ではありません。
KDIに合格したいと考えるのであれば、以下の3点をしっかり押さえる事が大事だと思います。
- KDIの理念をよく理解する事
- 家庭の教育方針と、KDIの理念が一致している事
- モンスターペアレントにならない事
1つ目と2つ目はもちろんのこと、3つ目も結構大事だと私は考えます。
子供同士のトラブルの際に、盲目的に子供の肩を持って対応してしまうと、園としても困ってしまいます。
トラブルが発生した時は、まずは心をフラットにして子供と園の話をしっかり聞き、園と相談しながら冷静に対応するのがベストでしょう。
英語に関しては、子供が英”会話”をできなくても、全く問題ありません。
(うちの子も、面接ではほとんど英会話を披露できませんでした。)
ただし、KDIに入る以上、お子さんには英語を身につけて欲しいと考えていると思います。
そういう思いがあるなら、ご家庭でもある程度の英語教育の努力は必要です。

子どもには英語を身につけて欲しいわ。
だけど時間がないので家庭では何もしていません。
これでは筋が通りません。
言葉と行動が伴っていなければ、KDIもあなたの言葉に疑念を持ってしまうでしょう。
また、面接でのEnglish teacherと子供の遊びは、全て英語で行われます。
英語に免疫がないと、子供は完全に固まってしまう事でしょう。
そのため、普段から英語に触れさせ、blue, yellowなど、簡単な英単語が言えるようにはなっておきましょう。
なぜお子さんをKDIに通わせたいですか?
ここまで記事を読んでくださっている方は、真剣に心からお子さんの将来をよく考えていらっしゃると思います。
KDIは英語教育の他にも職業体験や運動にも力を入れています。
また、卒園後は私立小学校やインターナショナルスクールへの進学も視野に入れる事ができます。
そのため、”それ”を目的に入園させたいと考えているご家庭もあるでしょう。
しかし、私がこの入園考査を通じて感じたことは、「KDIが目指しているのは、学歴ではない」ということ。
私立小学校やインターナショナルスクールへの進学に必要な能力が伸びるのは、あくまでKDIの目指す教育の結果に過ぎないということです。
では、KDIが目指す教育とは何か?
それは、「自分力を育てる」ということ。
子どもたち一人ひとりの個性を大切にしながら、園での英語教育、知能教育、運動指導、創作活動などの様々な体験を通じて、国際性・自主性・社会性・協調性・思いやりの心・創造力・運動能力を養います。そしてこれらを基盤とした「自分力」を育てます。
*KDIのHPより。https://www.kdi.ac/about/
あなたは、子どもにどんな人間に育って欲しいですか?
KDIに通わせる費用は決して安くはありません。
卒園後の学歴や進路に囚われず、「ご両親の教育方針と、KDIの教育方針が合っているかどうか」
を今一度、良く考えてみてはいかがでしょうか。
もし合っているのであれば、それを熱意を持って面接で伝えましょう。
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【悲報】これだけでは合格できません



そう、ダメなんです。

本気でKDIの合格を目指す方のみ、以下のURLから続きをお読みください。(第一章は無料です。まずはそちらを読み、有益そうだと感じたらご購入ください。学ぶことがなさそうだと思った方は、そっとページを閉じてください。。。)

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