あなたは「資産運用」のゴールはどこだと思いますか?
本記事では、投資の本質も交え、会社員が目指すべき資産運用のゴールをお教えいたします。
- 年金も少ないだろうし将来が不安だ。
- 投資はしているが、どうすればいいのか分からない。
- 資産運用の仕方がわからない。
- この投資って、意味あるのかな?
以上の中で一つでも当てはまる方は、是非このまま記事をご覧ください。
サラリーマンが資産運用で目指すべきゴールはどこか?
金融業界で10年以上を過ごし、様々な投資手法を見てきた私の、いくつかの結論の一つ。
それは、「サラリーマンの資産運用のゴールとは何か?』です。
そしてそれは、ずばり!
「資産のインカムゲインだけで生活できるようになる」
ことです。
インカムゲインとは、株式や債券などの資産を保有中に得られる収益のことです。 例えば、株式では配当金、債券では利子、不動産では賃貸することにより得られる家賃収入がインカムゲインに当たり、それら資産を保有し続けることで、継続的な収入を期待することができます。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/i/J0181.html
半年に一回や一年に一回、株式なら配当、債券なら利子、投資信託なら分配金が支払われます。
投資信託では多いものだと毎月分配なんてものもあります。(ただし、元本を取り崩して分配金に回すケースがあり、注意が必要です。)
「働かなくても、自動的にお金が入ってきて、生活ができる。」
この状態を作ることができれば、人生が一気に楽になります。
ちなみに世の中のお金持ちは、この自動的に入ってくるお金で生活しています。
そして、自動的に入ってくるお金で余った分は、さらに投資に回し、それがまた金を生みます。
いいサイクルが周り続け、お金持ちがどんどんお金持ちになるというわけですね。
サラリーマンがこの状態になってはいけないというルールはどこにもありません。
意識を変え、不労所得で生活が成り立つ状態を目指しましょう。
それが、サラリーマンが目指すべき資産運用のゴールではないでしょうか。
銘柄、商品選定のコツ
銘柄や商品の選定をする際は、以下のポイントを抑えましょう。
- インカムゲインに着目する。
- 年率何%の利回りを得られるか?
- 長期的にみて、価格が安定、あるいは上昇傾向。
- ビジネスが今後有望かどうか。
しかしながら、投資の初心者の方だと、投資と聞くとどうしてもキャピタルゲインに目が行くかもしれません。
キャピタルゲインとは 保有する資産を売却することで得られる収益のことをキャピタルゲインといいます。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/i/J0181.html
(要は、安く売って高く売った際の利益分ということですね。)
TVや雑誌では、「株や仮想通貨が爆上げして資産が何十倍にもなった」なんていう華やかな情報が流れてくるため、にわかに関心を持った人の大半はこちらのイメージがあるでしょう。
ですが、これは本当にごく一部の人たち。
偶然、たまたま、稼げただけです。
確率にして0.0001%(100万人に一人)程度です。
会社員はそんな不確かなギャンブルよりも、確実な投資をするべきです。
また、会社員はあくまで会社員。
日中、保有資産の値動きに一喜一憂していては、全く仕事になりません。
こんなことを言うと、「じゃあ銘柄選びはなんでもいいのか?」と言う人がいるかもしれませんね。
もちろん、価格がどんどん下がるような銘柄を選んでいては、資産はどんどん目減りし、キャピタルゲインも減少してしまいます。
ですから、価格が”長期的に”、安定している、あるいは上昇傾向のものを選びましょう。
運用のコツ
運用にはたくさん気をつけなければいけないことはあります。
それこそ、無限にあります。
ですが、その中でも最も重要なことがあります。
それは、長期的運用を行うこと。
逆を言えば、証券や金融商品の購入後は、「短期売買をしない」こと。
厳しいことを言いますが、素人が短期売買をしたところでプロ投資家たちのカモにされるだけです。
これが真実です。
また、売買をするとそれだけで証券会社に手数料を取られます。
それはつまり、あなたの資産が減ることを意味します。
かつて、投資の神様、ウォーレンバフェットはこう言いました。
「Only buy something that you’d be perfectly happy to hold if the market shut down for 10 years」
日本語訳:「仮にこれから先10年間、株式市場が閉鎖になったとしても、喜んで保有していたいと思える株だけを買いなさい。」
一度購入したら、日々の値動きに一喜一憂せず、四半期ごとに提出される投資先の財務状態やビジネスの状況を長期的視点でウォッチする。
それが重要。
ターゲットの利回りは?
資産運用を行う際は、目標の利回りを設定します。
よく言われるのが、「大体3%を目指しましょう」という内容。
私もこれには賛成です。
しかし、今は投資環境が非常に悪いです。
ここで参照するべきなのが、安全資産と言われる国債です。
(銘柄の中でも最も潰れる可能性が低いのが、国債です。国が潰れさえしなければ、国債は投資金額が戻ってきます。)
世界各国の国債(10年債)の年利回りを見てみましょう。
- 日本 0.02%
- 米国 0.60%
- ドイツ -0.484%
- イギリス 0.119%
- フランス -0.183%
- スペイン 0.356%
- イタリア 1.109%
(引用:Tomson Reuters 2020/7/23現在)
以前は先進国の国債でも年数%の利回りを確保できていましたが、今現在はご覧の有様です。
プロの機関投資家でも利回りの確保が難しくなっている状況であるため、3%を確保するというのはなかなか難しく、リスクを大きめにとる必要があることなんだという意識を持って臨みましょう。
まとめ:働かなくても(ニートでも)、資産運用の収入(不労所得)で生活できるようになろう。
- インカムゲインだけで生活できるようにする。
- 長期運用
- ターゲット利回り = 3%
働かなくても生きていけるようになれば、平日も好きなことができます。
家庭があるなら、家族とずっと一緒に過ごせます。
やりたいことに、好きなだけ没頭できます。
投資環境が厳しい中ではありますが、優良で有望な企業はたくさんあります。
情報収集と分析を重ね、強固な資産を構築し、インカムゲインだけで生活できるようになりましょう。
そうすれば、きっと新たな人生が待っているはずです。
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