仕事において、「やりがい」と「年収」のどちらを取るか。
この悩みは、会社員として働くほぼ全ての人が通る道と言っていいでしょう。
特に、今まさに転職を考えているそこのあなたは、この問いがきっかけで転職を検討していることでしょう。
そして、この問いに対する正解はこうです。
「両方取る」
・・・当たり前ですね(笑)
やりがいと年収、両方得られればそれに越したことはありませんが、時にはどちらかを選択しなければならない時が訪れます。
そこで今回の記事では、転職において「やりがいと年収のどちらを優先するべきか」にスポットを当てて書いてみました。
結論から言うと、転職でどちらを優先すべきかは人により異なります。
「当たり前だろ!」と言われるかもしれませんが、ここがあまり分かっていない人は意外と多いです。
その人たちの話を聞いていると、「今後の人生でどちら(やりがいと年収)を優先するべきか?生きがいを得られるか」という、壮大で哲学的な悩みにすり変わってしまっているからです。
これまでの経歴や目指すライフスタイルは人それぞれ違うため、万人に共通する正解は存在し得ません。
また、現在の経済状況と今後のファイナンシャルプランによって、必要な年収は変わります。
ただ、そこまで深刻に考える必要はありません。
転職をしても、そこで一生働き続けるわけではないからです。
「たかが仕事」だからです。
あくまで大事なのは、「現在の経済状況」と「あなたがどんなライフスタイルを目指す」か。
そして転職は、それを叶えるための手段でしかないのです。
まずはこの事をしっかりと理解して、それぞれのケースを見ていきましょう。
転職で「やりがい」を取るべき人
- 経済的に余裕のある人
- 生涯独身を決めており、そこまで稼ぐ必要のない人
- 低収入でも、人生を楽しんで生きたい人
資産(株や債券、不動産、権利収入等)があるため、働かなくても生きていける方。
また、今後生きていくためのコストを低く抑える事ができる方は、「やりがい」を追求するべきでしょう。
ただし!
日本はこれから超高齢化社会に突入していき、少子化で労働人口はすごい勢いで減少していくため、国民の税負担は重くなる一方です。
また、自分が年金をもらう頃には、支給開始年齢も何歳まで引き上げられるか分かったものではありませんし、支給金額も怪しいものです。
そのため、働かなくても入ってくる収入(不労所得)の仕組みを今から考えておきましょう。
転職で「年収」を取るべき人
- 今すでに家族を持っており、子供の教育費等にどうしてもお金をかけたい。
- 留学など何か目標があり、目標額の設定がある方。
「年収」を優先すべき人は、何がなんでもお金を必要としている人です。
「明確な目標があり、短期的にどうしてもお金が必要だ」
「給料が下がったら、来月から子供の習い事を辞めなくてはならない」
そんな方は、「やりがい」よりもまずは「年収」を優先するべきでしょう。
あなたにとって大事なものに、すでに必要なお金が明確になっている場合。
これはもう、稼ぐしかありません。
例えば子供の教育は、今しかやらせてあげる事ができません。
時期を逸すれば、今後受けられる英才教育や受験のチャンスを失う可能性があります。
「やりがい」はとりあえず横に置いておき、収入の確保を優先しましょう。
ちなみに、「タワマンに住む」「ブランド品を買う」「高級車に乗る」ために高年収が必要」など、見栄のためにお金が必要だと言う方。
私はこの考えには賛同しません。
あなたが何を優先するかは勝手ですが、見栄を優先する事は、はっきり言って無駄でしかありません。
あなたがタワマンに住んで、ブランド品を身に付けて、高級車に乗っていたところで、あなたへの評価には何も影響ありません。
気にしている人も周りにいるかもしれませんが、それで人を評価するような人は、所詮その程度の人間です。
その程度の人間に見栄を張ったところで、あなたが得るものは何もないことに気づきましょう。
最後に
実は、20代の頃の私は「やりがい」と「年収」の狭間で、非常に悩み、苦しみました。
それこそ、壮大に。。。
そしてその結果、やりがいを求めて転職という道を選び、年収を半分(800万程度→400万程度)にしてまで異業種の全く未経験の仕事に足を踏み入れました。
最終的に、私は元の業界に出戻ったのですが、その職場ではとても貴重な経験を積むことができたし、大きく成長できたと思います。
ですが、収入面のことを考えると、寄り道しなければ金銭的に苦労しなかったのかなと今でも考えます。
つまり、今でも悶々としています(笑)
だから、この記事は今の私に言い聞かせるためでもありますね(笑笑)
どちらを優先するべきか。
実際のところ、その問いに対する正解は存在しません。
ですが、お金を得なければ、子供に受けさせてあげられる教育の選択肢が狭くなります。
ですから、そこまで深刻に考える必要はありません。
やりがいはなくても、良いのです。
「たかが仕事」です。
こんな事言うと怒られてしまうかもしれませんが、立っているだけで高収入がもらえるのなら、それでもいいのではないのでしょうか。
確かに、それではあなたのビジネススキルは一向に上がらず、得るものも少ないかもしれません。
好奇心を満たすこともできないでしょう。
ですが、「やりがい」は会社以外でも得る事ができます。
やりたいビジネスがあるなら、プライベートの時間を使って小さく始めてみる事ができます。
やがて小さく始めたビジネスは、大きく拡大していく事ができます。
そして、その自分のビジネスからの収入が会社員としての収入を安定的に超えることができれば、そこで始めて「やりがい」を感じる仕事に完全にシフトしてもいいでしょう。
独身の方は多少の無茶をしてもなんとかなるでしょう。
ですが、家庭を持っている方は子供の教育のチャンスを失う恐れがあります。
ですから、「やりがい」を焦って求める必要はありません。
今は辛抱して「年収」を確保しつつ、徐々に「やりがい」にシフトしていってはいかがでしょうか。
なお、具体的な転職の手順は以下の記事で無料で公開しています。
転職に踏み切ろうとしている方は、ぜひご覧ください。
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では、また。
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